タイヤレンタルと購入のそれぞれのメリット・デメリット

タイヤレンタルコラム

スタッドレスタイヤ、レンタルした方がいい?それとも購入がいい?

冬の定番となったスタッドレスタイヤ。かつて冬に車に装着するものと言ったらスパイクタイヤでした。タイヤに金属製のピンを埋め込むことによって雪道でも安全に走れるのがウリだったのですが、一方でアスファルトを削るものでもあったため環境にはあまり良くなく、次第に生産はストップしていきます。

 

変わって冬タイヤとして定着したのがスタッドレスタイヤです。これなら雪のない道を走っていてもアスファルトを削ることはありませんし、安全性もある程度担保されているので、ドライバーとしては安心して冬でも車を走らせることができます。

 

冬が近づくとそろそろタイヤ交換をすべきか、と考える方は多いでしょうか、その際皆さんはタイヤを買っているでしょうか?それともレンタルしているでしょうか? どちらにせよ各々の考えに基づいてタイヤを買ったり借りたりしているでしょうが、最近車に乗り始めた人にとってはどちらがいいか悩ましいところでしょう。

 

そこで今回はタイヤを購入する方法とレンタルする方法、それぞれのメリットとデメリットを紹介していきながら、ドライバーにとってどちらを採るべきなのかを見ていきます。

 

スタッドレスタイヤはどれくらい使える?

まずスタッドレスタイヤを買うことのメリットから見ていきましょう。こちらについては何よりも手元においていつでも使える、ということが挙げられるでしょう。

 

天気はいつ変わるかわかりません。例年に比べて早めに雪が降りそうだ、となったときにスタッドレスタイヤを持っていなかったら、その際に慌ててカーショップに駆け込まなくてはいけません。もしそこですんなりとタイヤ交換が行われれば問題ないですが、店によっては在庫がなくて交換ができない、ということも十分に考えられます。

 

その点、あらかじめタイヤを保管しておけば、交換の工賃を払うだけで済みます。あるいは、自分でタイヤ交換をするためのツールを買えばもしもの時の備えができるようになるでしょう。

 

もっとも、タイヤは買えばずっと使えるというものではありません。タイヤには寿命というものがあり、使い続けていればそれだけゴムが磨滅してしまい、本来の摩擦効果が無くなってしまいます。また、スタッドレスタイヤに関しては年月が経つにつれてゴムが硬くなってしまい、性能が落ちてしまうという難点も持ち合わせています。めったに使わなかったのに久しぶりに使ってみたらブレーキの利きが悪かった、ということもあり得るのです。

 

大体タイヤの寿命は3年だとされていますが、ドライバーにとってはその3年でどれだけ元を取れるか、といったことがポイントになるでしょう。

 

それほど使わない人ならレンタルがオススメ!

続いてレンタルのメリットを見ていきましょう。レンタルの一番いいところとして挙げられるのはやはり購入するのに比べて費用が掛からないところです。先程挙げたように購入する際には定期的にタイヤも買い替える必要がありますが、レンタルならばメンテナンスに気遣う必要はありません。

 

普段は雪の降らない地域に住んでいるけれど、雪の降る地域に旅行に行くからスタッドレスタイヤを借りよう、という人にとってはレンタルするのがお得だといえるでしょう。

 

また、人によっては保管場所に困らないのはメリットになるかもしれません。一軒家に住んでいる方にとってはそれほど気にならない問題かもしれませんが、アパート住まいなどの場合、どこにタイヤを置くかは懸念材料になりやすいです。レンタルならばこうしたことを心配する必要はありません。

 

また、車を定期的に買い替える人にとっては車種によってタイヤを換える必要が出てきます。この際、前の車で使っていたスタッドレスタイヤが新しい車では使えない、となったらせっかく買ったタイヤが無駄になってしまいます。その点、レンタル店ではどんな車種にも対応できるようになっているので、いつでも車を買い替えることができます。

 

一方でレンタルのデメリットはやはり突然の降雪などに対応できないところでしょう。その他、例年に比べて雪が降る日が多く、レンタル費がかさんでしまって結局購入した方が安かった、というケースも考えられます。スタッドレスタイヤのレンタルを選ぶ際は、常に天気と相談しながら決断をするべきと言えるでしょう。

 

総じてみるとレンタルの方が得

さて、ここまで双方のメリットデメリットを見てきました。もちろん雪国に住んでいる人にとって購入するのが一番であることは言うまでもありません。

 

一方、雪がめったに降らない地域の人にとっては、やはりレンタルのメリットのほうが魅力的なのではないでしょうか。確かに雪が降らない地域でも雪が降る可能性はありえなくないですが、あくまでレアケースです。レンタルが長引き料金がかさむ確率よりも、購入して元が取れないままタイヤを交換する方が確率としては高いです。

 

懐に一定の余裕がある方であれば購入してもいいかもしれませんが、基本的にはレンタルのほうが得が多いといえるでしょう。

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